「怒り」からは何も生まれない。羽生結弦とデニス・テン騒動に思うこと

ああ、なんだかせっかくの世界選手権なのに心がウキウキしない。待ちにまった大会だったのに…。

原因は、羽生結弦選手とデニス・テン選手のあれこれ。

色々と詳細は省くけど、要するに羽生選手の曲かけ練習の際に何度もテン選手が(羽生サイドからしたら)邪魔してきて、一回注意したのにまたもテンさんが羽生選手のジャンプの軌道上でクルクルっとスピンをしていたので羽生さんブチ切れ。

「それはねえだろお前!」

みたいなことを(多分)英語でテンさんに怒鳴ったとか。テンさん何言ってるのかよく聞き取れなかったみたいだけど。

そんなこんなで、羽生さんの怒りも分かるし若いしね、まぁ仕方ないのかなとも思うけど、その後の展開がなんか残念。報道の仕方もひどすぎる。

やはり「怒り」の感情からは何も生まれない、むしろ羽生さんもテンさんもマイナスでしかない、と実感した次第なのであります。前園さん、出番だよ!!

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そもそも6人がリンクの中にいる状況での練習が危険すぎる

うし

そもそもの原因がこれなんだよね。狭いリンクで6人(しかもトップスピードが超速い一流のスケーター)が一斉に練習、しかもそのあいだに一人一人のプログラム曲が流れるのだけど、そのときは曲が流れている選手が優先、という暗黙のマナー、ルールがあるらしい。あくまでも暗黙らしいですけどね。

羽生さんがブチ切れたのも、自分の曲がかかっているときにテンさんが呑気に侵入してきたり(羽生にとって)邪魔な場所でスピンしてたりしたのが重なったからみたいね。

ここでひとつ素朴な疑問なんだけど、いちいち他の選手のプログラムとか覚えているのかしら?一流のスケーターだったら覚えられるのかな?

そりゃ曲かけてる選手が優先って暗黙のルールがあることはみんな知ってると思うけど、あのリンクですよ、しかもPチャンが激突しちゃうくらい狭いリンクで6人が滑っているんですよ。

いくら優先って言っても、そう最初から最後まで独占するってこと難しいと思うんだけど…、どうなのかしら。素朴な疑問。

で、衝突なんかしようもんなら双方にとんでもない支障が出るし、最悪再起不能なんてことにもなりかねないですよね。羽生さんも前にやってるし、余計ナーバスになったのでしょう。

やはりこの、6人で練習するというシステムをどげんかせんといかんですよ。せめて4人にするとか。

ペアとかアイスダンスとかの兼ね合いもあるし製氷にも時間がかかるのは分かりますけど、一番大切なのは選手の命なんだから。スケート連盟は金勘定ばっかりしとらんで、きちんと対処してほしいものです。

デニス・テンが悪者だ、と言わんばかりの報道に悲しくなる

悲しい。ほんと悲しい。なんかキム・ヨナさんが「練習妨害された!!」と騒いで真央ちゃんが韓国のメディアから大バッシングされたことを思い出してしまう。

羽生さんは日本の選手だし日本の宝みたいなもんだし、そのうち国民栄誉賞とかもらって参議院に立候補とかするんだろうけど、だからわしみたいなもんは非国民と呼ばれても仕方がないんだろうけど、でも悲しい。

テンさんがわざとやったのだとしたら本当に残念だけど、そうじゃないような気がする。そんな姑息な性格じゃないと思うし、スケートの才能だってトップレベル。羽生さんとやりあうならスケートで勝負できる選手だと思うのね。

身も蓋もない言い方かもしれないけど、テンさんはアホなんだろう。よく言えば天然、悪くいえば空気が読めない?うん、けっこうひどいこと言ってる(笑)

特に今回怪我とかもあって、他の人にかまっていられないくらい自分のことでいっぱいいっぱいだったのかな?と感じる。

別に擁護するわけじゃないし、羽生さんの怒りももっともだとは思うけど、でもなんか報道の仕方が気持ち悪い。バッシングで調子を落としたのは、むしろテンさんの方じゃないかと感じてしまう。

これってこんなに大事になるようなことじゃなくて、

「危ねぇ!気をつけてよっ」
「ああ、ごめんごめん」

ってこんだけで済むことのような気がするんだけど(練習のシステムとかは別にして本人同士の気持ちね)、なんか妙な具合にこじれてしまって、羽生さんにしろテンさんにしろあと引きそうな嫌な予感がするんだなぁ。キャロルのおじいちゃんも怒らせてしまったし…。

 熱くなる方向性を間違えないようにしたいね

今回珍しく羽生さんが感情をあらわにして驚いたし、大切な大会でナーバスになることもあると思うけど、ちょっと引っかかったことがあったのね。

いつも誠実なインタビューに定評のある羽生さんが、

「ビデオで見たけどあれは多分故意だったと思う」

と思わず(だろうね)言ってしまったらしい。それ言っちゃったら、もうそれはテンさんがわざとやった、デニス・テンは当たり屋だ、と少なくともこの日本では確定されてしまう。

それくらい、オリンピックチャンピオンの言葉ってのは重いんですよ。

そりゃ「あのテンの野郎ぜってー許せねぇ!!」て気持ちは分からないでもない。同じ立場(に立つことは一生ないけど)だったらもうメチャクチャ腹立つと思う、競技どころじゃないでしょう。

でも、それでももう少し冷静になって欲しかった、というのが本音。だって、この一言で大騒動になってしまったし、そのことで一番損しているのは羽生さんだから。

せっかく世界2位になったのに、この2015年の世界選手権といったら記憶に残るのは

あー、あの羽生くんがテンにブチ切れた大会かぁ…

になってしまった。それはすごく残念だしもったいない。

ハビエル(ミキティの彼氏)が最高の素晴らしい演技をしたことも、Pチャンがスケートが滑りすぎてフェンスに激突したことも、中国のボーヤン・ジンくんがクルンクルン飛びまくってたことも、しょーまが悔しくて涙したことも、みんなモヤモヤっとした中にくるまっちゃう。

気持ちが乱れていたこともあるだろうけど、自分の発言にどれくらいの威力があるのか自覚したほうがいいよ。

元来羽生弓弦って選手は、見た目は女の子みたいにキレイ系だけど中身はすごく熱いらしい(信成によると)。

熱くなるのはけっこうなことだ。だけど、その方向性を間違えてはいけないと思う、このおばさんは。

怒りはものすごい不毛なパワーを持っている。それをぶつけてしまったら、相手も、そしてそれ以上に自分も傷ついてしまう。

こんなだらしない生活を送っている太り気味の主婦に言われなくたって、羽生さんもテンさんもそんなことは分かっているとは思うけどね。おせっかいだからさ、わし。

そしてこの一件が、羽生さんとテンさんの小競り合いの痴話げんかとしてではなく、フィギュアスケートの安全性を考える発端となって欲しいと願うばかり。

願わくば何かのショーかエキシビションで、仲直りの印として二人で肉じゅばんを着てパンツ一丁で滑って欲しいものです、もちろん金色の。

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