80歳のおばあさんになった自分へ。今から50年後、どうしていますか?

空

夜中に一人、数年前にやったSMAPの全曲メドレーを見ていて唐突に思った。

「SMAPもいつかおじいちゃんになって、いずれはみんなあの世にいっちゃうんだなぁ…」

なんでそんなこと思ったのかは分からない。でも、画面の中でキレッキレのダンスを踊り、50曲歌いきったSMAPはかっこよくて楽しそうで、数年後にはあんな謝罪会見をする人たちには全然見えなくて、なんだかすごく切なくなった。

そうか、SMAPも年を取るってことはもれなくわし自身も年を取るんだ。

わしが80歳になるまであと約50年。

その年まで生きているか分からないけど、憎まれっ子世にはばかるらしいので生きている前提で自分に手紙を書きます。

80歳のおばあさんのわし、どうしていますか。

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拝啓、おばあさんのわしへ。元気でいますか。

80歳のわし、お元気ですか。生きていますか。多分生きているんだろうけど、一応聞いてみました。白髪に紫のメッシュは入っているのか気になります。

わしはあと数日で33になる中年のわしです。約50年振りですね。この頃のこと、覚えていますか。

今日は坊の髪の毛を旦那さんが切ってくれました。相変わらずバリカンは使えず、ハサミのみできれいに切ってくれましたよ。坊もだんだん辛抱強くなってきました。

けど、「足は動くものなんだよ!!」とか言って怒っていましたよ。

お嬢は寝そべってテレビ(プリキュア、覚えていますか)を見ていたら、ものすごいよだれを垂らして畳をびしょびしょにしてしまって顔半分もよだれだらけでした。それはそれはものすごいよだれで、髪の毛もよだれでした。

いま、夏休みで毎日ギャーギャー動物園のようにうるさいです。6歳と3歳ですからね、本当に勘弁してくれよ、と思っています。

午前中にあそこに連れて行ってお友だちと遊ばせても、午後もまたパワー全開なんですからね、どうなっているんでしょうね。

47年後というと、お嬢は53歳、坊はちょうど50歳ですか。なんだかすごい。わしよりも年上のあの子たち、全然想像もできません。

おばさんとおじさんになって、生きていてくれることだけを願っています。

孫とかもいるんでしょうか。孫がいたとしたら、もうだいぶ大きくなっているんじゃないでしょうかね。

わしのことだから、クリスマスとかお年玉とかケチって嫌われていないでしょうね?孫に嫌われても、多分わしのせいだと思いますよ。

わしのおばあさんのように、守銭奴気質が全面に押し出されていないことを切に祈ります。

いま、子育てで手一杯なのですが、おばあさんのわしは、懐かしくしかも美化されて思い出したりするのでしょうか。

こんな腹が立ったり傷ついたり、お金がなくて不安だったりする日々も、やっぱりかけがえのない大切な記憶になるんでしょうか?ぜひ教えてください。

そして、3人目の子どもはどうしましたか?

いま、産めるのか産むのか、それとも2人でよしとするのかものすごく揺れ動いています。毎日気持ちが変わります。

「よし、産もう、うちはどうしたって3人産もう!」という日もあれば、「やっぱり3人はムリだ…」となる日もあり、揺れ動くことにすら疲れてしまいました。

そんな悩みがあったことすら忘れてしまったかも知れませんね。でも、けっきょくどうしたのか聞きたいです。

産まなかったとしたら、その後後悔はありませんでしたか?また、3人子どもがいるってしんどくなかったですか?

SMAPはもう、全員天寿をまっとうされたのでしょうね。あれからSMAPは、SMAPとして居続けられたのかどうか…。おばあさんのわしには、どう映っていたのでしょう。

でも、多分どのメンバーが亡くなっても、きっと等しく寂しくて寂しくて、涙が溢れたのでしょうね。いまはそんなこと考えたくないけれど、おばあさんのわしは全部見てきたんですね。

いま断言できることは、これから50年経ってもSMAPのようなスターは現れないだろう、ということです。どうです、大当たりでしょう。

そして、こっちのかSMAPよりも近いことなんだけど、もうわしの両親も旦那さんの両親も亡くなっていることでしょう、むしろ生きていたら恐ろしいわ、世界最高齡だわ。

看取りは、どうでしたか。

きっと、大なり小なり後悔はあることと思います。距離があるしね…。でも、わしなりに最善を尽くしていて欲しいと思うし、わしがこれから頑張らないけんことなんだな、うん。

いま、どちらの両親も元気で、実家では姉の男の子二人を見ているそうです。電話をすると、いつも元気な声が聞こえてきます。時々宅急便で子どもの服や、おやつや果物、そんな細々としたものを送ってくれます。

この前は、お嬢のパジャマを送ってくれたんですよ。いつもの、モラージュのあのお店のかわいい紫色のパジャマ。

義理のご両親も、まだまだ車でこっちまで来てくれます。片道約5時間…もっとかな?

当たり前のように思っていたけれど、いつか車の運転が出来なくなる日もやってくるのでしょう。

そういうの、全部全部思い出になってしまうんですね。仕方ないことだけど、いつかはみんな亡くなってしまうのだけど、その時がもっともっと後になって欲しい、と32のわしは思っているんです。

きっと、ろくな親孝行なんで出来ないと思うんです。だからこそ、最期の時だけでも、出来る限りそばにいたい、と、怖々、そんなことを考えています。

あなたの旦那さんはどうしていますか?わしが80歳だったら、旦那さんは83歳。ご存命でしょうか。二人で身体に悪いものの食べ歩きでもしていますか?

果敢にブッフェとかに行って猛然と食べまくっていたらわしは笑います、嬉しくて。

結婚して54年になりますね、半世紀です。でもあっというまなんだろうなぁ。

きっと、いつものようにおならで音階を取ったり、おしりをつまんできたり、裸で踊ったり、おじいさんになってもくだらなくて優しいままなのでしょうね。わしの大好きな、変わらない旦那さんのままなのでしょう。

前頭葉がさらに破壊されていますから、親父ギャクは孫に呆れられないようにほどほどにしてほしいものですね(笑)。

この先なにがあるか分からないけど、そのおじいさんと半世紀も暮らすことができたわしは幸せ者でしょう。50年後もきっと、同じ感想を言うと思います。そうじゃありませんか?

50年後のおばあさんになったわしにお願いがあります。

旦那さんよりも、一日だけでもいいので長く生きてください。

たまらなく寂しそうにしている旦那さんの姿は、見たくないのです。絶対にわしが最期まで看取ってあげたいのです。これはわしのわがままです。

わしもきっと、先に死なれたら寂しくて辛くてたまらなくなると思います。でも、旦那さんが辛がっている姿よりは耐えられると思うから。

逆に、わしが死んだあと、ほかのばあさんにうつつを抜かす旦那さんも見たくないのです。なんかかっこ悪いから(笑)。

50年後、80歳のくそばばあになったあなたに会えるまで、わし、精一杯生きていきます。

おばあさんのわしに胸張って「どうだ、頑張っただろう金よこせ」と言えるように、一生懸命日々を乗り越えていくよ。

どうかそのときは、たんまりとお金を貯め込んでいて欲しい「よう頑張った頑張った、痩せろ」と言ってくださいね。あと痩せときます、膝に悪いし…。

だから、おばあさんのわしの日々も、嬉しい楽しいものでありますように。いつまでもSMAPとかスピッツとか聞いている変なおばあさんでありますように。

おばあさんのくせに若者の店に出入りして胃に悪そうな物を食べていますように、自分の歯で食べられますように、モーニングとか行きまくってますように…ええっとそれからそれから。

とにかくがんばれわし。がんばろうわし。まだまだ世の中は面白いことだらけなんだから、おちおち惚けてもいられないってもんだ。

50年前の過去から、おばあさんのわしにエールを送ります。

身体と頭が動くうちに、ぽっくり逝けますように(笑)!!

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