虹~卒園式で大人が泣いてしまうもうひとつの理由~

にわのシャベルが 1日ぬれて 雨が上がって くしゃみをひとつ

くもがながれて 光がさして みあげてみれば…

娘の卒園式が終わりました。

沢山のあたたかい心にかこまれた幼稚園生活でした。

すべての皆さんに感謝します。

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「うちのクラスが一番かわいいね」

幼稚園の中で、一番少ないクラス、それが娘のクラスでした。

全員で15人。男の子は5人、女の子が10人。

初めは、進級するごとにボロボロと転園したり引っ越したりで、人数が少なくなることが不安でした。

毎年「さようならの会」があって、そのたびに寂しくて。

だけど、その分途中から増えたらすごく嬉しくて。やったー!増えた!!って感じ。

でも結局、最後まで20人超えないまま、卒園。(倍の人数がいる学年もあるのに!)

なんともこぢんまりとした、年長なのにかわいいクラスでした。

そして、少ない分ひとりひとりが2人、3人分の頑張りを見せていたような気がします。

何をするにも15人みんなが一緒。1人お休みだけでとっても寂しい。

運動会のリレーは笑っちゃうほど早く終わったけど、発表会では1人1役。

いつのまにか、他の子も「○○ちゃん言えるかな…」と思いやれる子どもたちに成長。

のびのびと演じている子どもたち、もしかしたらすごい子たちなのかも…と頼もしく感じました。

この1年、親も子も、力を合わせて乗り越えてきたような、ひとつのチームを組んでいたような気分です。

みんなそれぞれ個性的で、でも優しくて思いやりがあって。

よく、クラスのお母さんたちと話していたんです。

「うちのクラスが一番かわいいね」って。

うちの子、じゃないんです。「うちのクラス」なんです。

15人、みんながニコニコ笑い合ったりしている場面は、本当にかわいくてかわいくて。

その空間が明るいあったかい、宝石のようなシーンを沢山見させてもらいました。

もう、自分の子以外も身内のようで、大切な仲間なんです。そんな人たちに出会えたんです、わしも、娘も。

時間は止められないことを、おとなは知っている

卒園が近づくにつれて、切実に思いました。

このまま、クレヨンしんちゃんみたいにずっとずっと、年長さんのままでいられたらいいのに。

みんなでずっと遊んでいられたらいいのにね、って、何度も思いました。

この完璧に幸せ過ぎる光景を、ずっと見ていたいって。

子どもたちの成長は本当に嬉しい。

でも、卒園のこの日だけは、子どもたちの「こどもの時間」が終わったことが、本当に寂しくて悲しい。

永遠なんてないことが、とても切なくて涙が出てきました。

子どもたちはまだあんまり分かっていない。

いつでも会えると思ってる。また変わらずに遊べると思ってる。

昨日は今日の続きで、今日は明日と変わらない日々だと思っている。

いつでも、このまま、友情は変わらないって信じて疑わない。

でもね、それが案外難しいってこと、おとなは知っている。

みんないつも一緒で当たり前が、当たり前じゃないことを知っている。

だから、おとなは泣いてしまうんだよ。

子どもたちがあんまり純粋に明日を信じているから、おとなは泣いてしまうんだなぁ。

娘がそのことに気が付くのはいつなんだろう。

でも、娘にも伝えたいこともある。たとえ会えなくなっても、絶対に忘れないことがあるってこと。

わしの幼稚園のお友だちは外国に行ってしまってそれっきりだけど、今でも忘れてないよ、って、娘に伝えたい。

いまでも、どうしているかな、元気かなって思うよ。思うんだよ。

それでも、また「集合」しようね!

わたくし、卒園するときこんな気持ちになるとは思っていませんでした。

人見知りでママ友なんてできないと思っていたし、サッと入ってサッと去るんだろうな、と漠然と思っていました。

でも、振り返ってみれば、いつも優しいママ友に助けられてきたような気がしています。

こんなに優しい人たちっているんだな、こんなにステキな人たちがいるんだな。

毎日、そんな人たちに囲まれていました。

本当に、出会った皆さんありがとう。

こんなわしにも優しくしてくれて、本当にありがとう。

そして、娘のこともかわいがってくれて、仲良くしてくれてありがとう。

感謝で胸がいっぱいです。

卒園式のあと、クラスの打ち上げがありました。

あるお母さんが、ステキなクラスDVDを作ってきてくれて(しかも一人で!!)みんなでわいわい言いながら見ました。

そのDVDを見て、わたくしは一言も声が出せませんでした。

なにか言おうとすると、涙が溢れて止まらなくなりそうだったから。

ひとり、静かにじっと見ていました。

その映像には、いっぱいいっぱい愛が詰まっていました。

子どもたちへの愛、お母さんたちへの愛、幼稚園への愛。

そして何より、その時、瞬間への愛がたくさん、溢れるほどたくさん詰まっていました。

そのDVDを見ながら、夢みたいな事を考えていました。

子どもたちが20歳になる15年後、またみんなでこの映像を見られたらいいな。

そんな風になったら、どんなにいいだろうな。

ほとんど夢みたいな妄想なんです。

でも、もしそれが実現したら、どんなに幸せだろう。

それまでの15年にあったことを色々話しながら、またあるお父さんのギターを聞きながら、みんなで集まれたら、どんなにいいだろう。

明日何が起こるか分からない。

15年後、自分が生きているかも分からない。

でも、これだけは切実に思います。切実な、わたくしの願いです。

みんな、元気でいてね。

かわいい笑顔を、いつまでも無くさないでね。

また「集合」しようね。

にじがにじが 空にかかって

きみのきみの 気分もはれて

きっと明日は いい天気

きっと明日は いい天気

きっと明日は いい天気…

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